第6章 テラスでひなたぼっこ(2004.4.17)
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これからの季節、テラスにハンモックを吊って、ニーチェなどの小難しい哲学書や動物のお医者さんなどの漫画の読書、あるいはお昼寝タイムでゆっくりとした時間を費やすのもいいですね。また、家族や仲間とのバーベキュも楽しい。
いずれにしても、野外活動を少し贅沢にするには、広めのテラスは必要だ。特に、今回、建てたログハウスは、地面から1メートルはあるため、そこに登るにも、階段が必要であり、それよりも広いテラスがある方がもっといい。
そこで、早速、雪解けを待ち、テラス作りに着手した。まず、テラスの枠組み。山の木の伐採から始めた。3回目の木の伐採でしたが、今回は大きなミスをした。なんと本来倒れる方向とは逆の方向へ倒れてしまった。ログハウスに直撃。ログハウスがスポンジの様に倒木の圧力を何とか吸収してくれたのが幸いでした。最少のダメージで済みました。きこりにはなれそうもありません。倒した木を使い、縦横3.8メートルの木枠を組み上げた。木枠の安定性を考え、柱の部分は30cm以上の太い部分を利用し、枠組みの部分は、それよりも細い部分を利用した。木枠の固定には、5寸釘や金具を利用した。
伐採した木は、杉の木であるが、皮をむくのが面倒になり、一部の木を除き、そのまま利用することにした。皮があると虫がつくと言われていますが、皮があった方が丈夫なので良としょう。暇な時にでも、皮むきをします。
柱の部分の木を固定するため、10cm程度の浅い穴を掘り、そこに3本の柱を立てた。浅い穴にしたこだわりはなく、ただ手抜きそのものです。残る1本は、倒した木の根元をそのまま利用した点と柱が太く、重量があるため、浅い穴に立てても、思ったより、安定感を得ることができた。床の部分はログハウスで出た残りの床材や屋根材を利用し、不足分は2×4を購入し補うことにした。それにしても、床面が凸凹で、かなりワイルドなテラスの完成となった。
このテラスの上にバーベキュ用のテーブルの設置も予定している。
ところで、今、山小屋は遅い春。山桜の淡いピンク、桃の紅白、ツツジの紫など花のオンパレードです。特に、桜は京都市内がほぼ終わっているが、里山はこれからが旬です。テラスの完成を祝い、桜を見ながら、近くのお茶屋で春の舌包みと洒落込んだ。
京都山小屋の住人
(次回に続く)